城山自然の家 2012−5号
  神奈川県相模原市緑区小松川のほとり
  平成24(2012)年冬季号
      
   撮影2011・12・18

イイギリの赤い実  
 左の写真は、去年の今頃撮影したものです。津久井城址の北側斜面に、たくさんの赤い実をつけ、まるで花が咲いているように見えました。名前が分からなかったので、公園を管理をされている「津久井湖城山公園パークセンター」に問い合わせたところ「イイギリ」と云うことでした。
 赤い実でナンテンに似ていることからナンテンギリとも云われ、イイギリのイイとは昔、葉で飯を包んだことから呼ばれたようです。鳥はピラカンサの実よりマズイとか、どうも早い時期には食べないようです。
 自然の家にも大きくなったピラカンサの木があり「5月号」で紹介しました。赤く熟れた柿の実をヒヨドリたちがだんだんに食べ、次にピラカンサの実を食べ始めます。ピラカンサの木を切ることは鳥や昆虫たちにとって、とても可哀そうに思いましたが、木が大きくなりすぎたため思い切って剪定しました。理由は「自然の家」の東側壁面の木が腐ってきたためです。「山なみ五湖の補助事業」でできた設備をこのまま見過ごすわけには行きません
でした。空気の流れを少しでも良くして壁面が湿気をおびないようにしました。
 鳥や昆虫たちに大変申し訳のない日々が続いていた頃、川尻小学校の子供たちから木製長椅子のプレゼントがありました。
 平成6年の正月、旧城山町の広報誌に建物の名称応募を行いました。この時、どんなふうにしたらよいか要望を応募用紙に書いてもらいました。そうして沢山の要望の中から3件、「ベンチが欲しい」と云うご意見が出されました。
 約20年も前の要望でした。長い長い時間が経ちましたが、川尻小学校の子供たちによって、やっと念願を叶えてもらいました。ピラカンサの小さくなった木の隣に木製ベンチが並びました。本当にありがとうございました。
 

                              撮影2012・12・12
  
城山自然の家の東側            城山自然の家から見た長椅子と学校田


シモバシラに霜柱(シモバシラ)ができましたよ。撮影2012・12・20 若葉台都井沢トンネル西側口
 


        (仮)城山自然の家だより
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