撮影2012・5・31 PM 小松
交尾をしているキクスイカミキリ |
城山自然家の入口にキクが植えられています。茎の先端が萎(しお)れているのがありました。近よって見ると茎が折れていました。
キクスイカミキリのしわざです。キクスイカミキリは折った茎のところに卵を産みます。そして卵が孵(ふ)化し幼虫になると、今度はキクの養分を吸いながらだんだん成長して行きます。
昆虫って子孫を残すためにいろんな業(わざ)を使うんだね。
翌日、ヨモギが生えている明るい野菜畑の脇にキクスイカミキリが交尾をしているのを見つけました。ここでも、何本かの茎が萎れていました。
キクスイカミキリの下にいたのがメスで一まわり大きく、上に乗っかっていたのがオスで小さく見えました。ヘイケボタルよりメスもオスもちょっと小さな感じです。
どちらも、どうしてメスの方が大きいかと云うと、お腹の中に卵がいっぱい入っているからです。
6月はホタルの季節なんだね。
キクスイカミキリ 大きさ/6〜9mm 食草/キク・ヨモギ 産卵/4〜7月
前胸部に大きな赤色の紋がある。鞘翅(しょうし・さやばね)に青白色の毛が生えている。
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