城山自然の家 2012−2号
 神奈川県相模原市緑区小松川のほとり
 平成24(2012)年6月号
       
            撮影2012・6・8              撮影2012・6・8
    
          ↑(苗縄)(苗縄)
6月5日、川尻小学校の5年生がやって来ました。今日は田んぼのセリ、ミゾソバやイヌタデ(別名:アカマンマ)など大きくなった草を抜いて、8日のお田植えに備えるのだそうです。
 田んぼに恐る恐る入る子供たち、そして、どこからともなく歓声が聞こえてきました。普段の授業と違ったなんだかとても楽しそう?翌々日、耕運機で田んぼがならされました。そして、お田植え。最初に田んぼの中央に二本の苗縄が張られました。苗縄には30センチの間隔で印がしてあり、子供たちはその印の外側に苗を植えて行きました。一握りの苗の数は4〜5本で、苗縄を30センチの間隔で後ずさりさせながら順々に植えて行きました。
 田圃にはオタマジャクシも泳いでいました。何とシマドジョウまでいました。時折、シオカラトンボがやって来て、メスをさがしているようにも見えました。
 その日の夜、広田小学校の前の小松川に行きました。ホタルがフワー、フワーッと、飛んでいました。時折、桜の木や、護岸の石垣から出てきたり、イタドリの葉にも止まって休んでいるホタルもいました。
 動かなくなってしまったホタルもいました。クモの餌食になったのです。クモはホタルを捕まえると糸を出しながらグルグル巻にして捕まえます。ホタルは水しか飲まないので体力がなくひとたまりもありません。まだ生きているのでしょうか、動けなくなってもホタルは点滅をしていました。死んでいるのかなあ。よくわかりません。
 成虫になったホタルの命はとても短く、その間に交尾をすませ卵を産まなければなりません。何の気なしにホタルを撮っていませんか。ホタルにとってフラシュ光は禁物です。ホタルは静かに観賞しましょうね。

 「美しい城山の自然と文化を訪ねて 城山さんぽ」の看板ができました。まだまだ手直しをしなければなりませんが、一生懸命書いたつもりです。「お地蔵さんは道路のどっち側だったけ」とか「年号は・・・」など、心配になっては、現場へ行って確かめました。それと地図に民話や言伝えなども書いてみました。今回、地図作りの難しさがとても良く分かりました。
 子供たちの田圃も見ながら自然の家へ。そして「城山さんぽ」をみんなで楽しみましょう。
                                      撮影2012・6・11 PM
  
                                   (保坂記)                                      


           (仮)城山自然の家だより
              戻る