平成.17年6月15日
                        城山ホタル研究会

   「城山ホタル研究会」からのお知らせ並びに御礼

 「城山ホタル研究会」は平成元年発足以来「ほたるの里づくり」を目標に、小松川の清掃や草刈作業、それに、ほたるの餌となるカワニナの放流などを行いながらほたるの保護活動を行ってまいりましたが、このたび神奈川県は地域住民と行政が一緒となった地域連携型の里山保全活動を遂行、そのモデル地区第1号として「小松・城北」里山を守る会・小松川を守る会を発足させました。
 このように私たちを取り巻く状況が変わる中で、当会としてどのように小松川に関わっていくかを検討してまいりました。その結果、小松川に関する活動は全て「小松・城北里山を守る会」・「小松川を守る会」にお任せしようということになりました。従って当会の小松川での活動は、現在開設しております「ほたるの案内所」が閉鎖する6月25日をもって終わらせていただきます。会発足以来17年間、私たちの活動に対し御賛同、御支援いただいたみなさまに心から御礼申し上げます。
 なお、当会はこれまで小松川での「ほたるの里」づくりの他、かなくぼ谷戸をお借りしての、ほたるを始めとする生態系研究、ほたる類の調査研究、カワニナの養殖など。また古道の復活事業では若葉の北尾根道や飯綱道などの複元事業にも取り組んでまいりました。そして「国蝶オオムラサキをこの地に復活させよう」と食草となる「エノキの植樹」など。ほたるから出発した豊かな自然環境づくりにも取り組んでまいりました。小松川本流での活動は離れますが、これからも人と自然との共生を目指し、このような活動を続けて行きたいと考えております。
     
    平成5年の「ほたる案内所」     平成16年の「ほたる案内所」

        来年(本年)からの「ほたる案内所の閉館について」
 会の発足以来、ほたるの案内を行ってまいりましたが、ほたるを取り巻く環境は決して好ましい状況とは云えませんでした。これまでも、ほたるのご案内を通じ環境や自然の大切さを訴えてまいりましたが、私たちが当初考えていたような効果があまり得られませんでした。例えば、ほたるの乱獲やマナーの低下です。これはほんの一部のお客様に過ぎませんが、ほたるのためにも、ご近所の方々のためにも決して好ましいものではありませんでした。ここで上記のこともあり、思い切って「ほたるの案内所」を閉館し、「ほたるのために少し静かにさせてあげよう」と云うことになりました。
 みなさま方のご理解と御協力を宜しくお願い申し上げます。そして今後とも「城山ホタル研究会」に対し変わらざる御支援と御理解をいただけますよう宜しくお願い申し上げす。                                 
        みんなのホタルです。みんなでホタルを守りましょう。
             静かにホタルを観賞しましょう。

         今年の開館日 平成17年6月15日〜25日迄
                平成17年6月18日(土)休館日
        開館時間 19時40分〜21時30分
               

          
          2005.6.25 閉館日 今年もネコが来てくれた。

          
          2005.6.26(日) 最後まで来てくれたネコ

       炎天に ほたる守りし 十七年 人なごむ夜の 我はさびしき 落捨

         みなさまのお陰でここまでこれました。ご声援をありがとうございました。

            
               新しい時代が始まった。この子らのために

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