小松川リバーウォッチング

                               写真撮影2004・8・22
  8月22日、小松川のリバーウッツチングを行いました。
 先週、下流域の草刈を実施いたしました。刈り終えた草は夏の暑さの中で乾燥、草を燃やし
たり、ゴミ拾いを行ってからいよいよ川の中に入りました。川面にはハグロトンボがたくさん飛んでいました。

    


   
    アメンボ

 
  エゾトンボ科 コヤマトンボ
   体長26〜30mm  平地、丘陵地のゆるやかな川、落ち葉や砂礫底に生息している。
   手足が長いのが特長

 
  カワトンボ科 ハグロトンボ
    体長22〜26mm 平地、丘陵地の水草が多くゆるやかな流れをこのみ
    人家のある小松川流域全体に生息しています。

    
   ミヤマサナエ                オニヤンマ科 オニヤンマ

   
  ヌマエビ科 ヌカエビ
  ヌマエビは本州中部以南から沖縄まで生息し、ヌカエビは本州中部以北に生息しています。
  特長は額角上縁部にあるノコギリ状の歯の位置で区別ができます。
 
    ヌマエビ 甲殻上から額角の先端までノコギリ状の歯がある。(西日本に生息)
    ヌカエビ 目から先端のみ。               (東日本に生息)
 
  
  コイ科 アブラハヤ  
   小松川流域全体に生息しています。
   他に小松橋上部、砂防ダム下流域にはオイカワ(ヤマベ)が
   生息していますが動きが早く捕獲できませんでした。

 
   ホトケドジョウ 

 
  ヤンマ科 ミルンヤンマ 
   体長40〜42mm 丘陵地、山地の木陰の多い渓流に生息しています。捕まえた瞬間は
   死んだふりをしているのか動きません。今回の調査では一番多く見つかりました。

   
    カワニナ

 他に水質の悪化を指標するシマイシビルなどもいましたが、ヤゴを相当数確認することが
できました。 カゲロウ、トビゲラ類についても確認できましたが写真撮影がうまくできませ
んせした。
 調査した区間は流れのゆるやかな場所で護岸を包み込むように桜や梅などが植栽され
ています。本年のホタルの生息調査では83匹を確認した場所で小松川と境川が合流する
直前の竹薮のある場所でもホタルを27匹確認することができました。
 年によってホタルの生息数に変化はありますが着実に自然が回復していると思います。
 市民参加型によるリバーウオッチングを企画しましたが宣伝不足もあり参加者が少なく反
省しているところですが、川に対する意識、モラルや自然環境を見つめる上で重要なため今
後も定期的に行って行きたいと思います。

  


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