守ろうイチイガシ


中沢のイチイガシ

 ひょっとして本州で一番か? イチイガシ
圏央道計画道上に巨木あり          
 私たちが暮らす水と緑のまち城山は自然がとても豊かです。中でも社寺林は緑で覆われ鳥や一部の洞ではムササビが生息する場所となっています。
 古来より人々は自然を敬いある時には畏れ、またその恵みに感謝してきました。神が宿る依代としての樹木信仰はまさにそのひとつといえましょう。中沢と都畑の境にあるイチイガシの大樹は稲荷社のご神木として代々八木家でお守りしてきました。幹周りが7.7メートルもあり、樹齢600年はあろうかと思います。長い間、周りの樹木で覆われていたため人目に触れることもありませんでした。近年、圏央道がその計画上にあることから周辺で伐採工事が始まりました。イチイガの御神木も伐採の運命にあり大変惜しまれています。
 計画を一部変更し本州で一番の大樹を何とか残し、樹齢が尽きるまで永らえ人々の平安を導いて下さるよう祈念したいものです。皆様のご支援を宜しくお願いいたします。
 豊かな自然の恵みに感謝しましょう。
                                         

《参考》川尻八幡宮入口にあるスダシイの巨木の樹周りが5.9メートルですから八木家のイチイガシはとてつもない大樹となります。
                     (2003.11.3 保坂記)

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