小松川の草刈とウスバシロチョウが舞う小松の初夏 撮影 平成16年4月29日 この時期の草刈は神経を一番使います。川にはゲンジボタルが生息しているからです。4月上旬から中旬のかけての雨が降る夜、ホタルが上陸して、蛹になるからです。この時期に草刈をしておかないと今度はホタルが成虫になる時期、ホタルが日中の暑さの中、休むところがなくなるからです。成虫のホタルは水だけしか飲めません。日中の暑さはホタルにとって最悪です。 また草が伸びすぎるとこんどは上流からの土砂が堆積し災害の恐れができてしまいます。ですから、この時期の草刈は大変です。川の中から草を刈ったり、岸で草刈するときは蛹を踏まないよう大股で、トラガリのように草刈します。「自然との共生」と一口で言いますがとても気を使います。 草刈前 小松川中流域 草刈後 草刈前 小松川中流域 草刈後 ハルジオンの花を求めて今年もたくさんの昆虫が集まった。 ウスバシロチョウの食草となるムラサキケマン 参考 中尊寺の華曼(けまん) H16・4・16撮影 中沢地区 H16.5.8撮影 町屋 アゲハチョウ科 ウスバシロチョウ シジミチョウ科 ベニシジミ 戻る |