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通信の発達は目覚ましく、烽火台の時代のことを考えるとまるでである。アナログ系自動交換機では、A型交換機があり、機械が動くたびにあっちからもこっちからも「ガシャガシャ」と云う音が騒音のようになり機械室は物凄い音であった。それから時代は、電話番号の蓄積できるクロスバー交換機が生まれ、C45型交換機、C400型の全盛時代が訪れた。また市外番号も特別に制御できる、C63型、 C82型と呼ばれる市外交換機も生まれた。
それから、あっと云うまに電子交換機が誕生し、通信事業の多様化に先手を打った。それから、また、あっと云ういうまに、デジタル型交換機が誕生、D10型交換機が生まれた。それから、それからと新時代の要望に応え次々に新しい交換機が誕生した。
家庭でも、企業でも、PCなくては、何もできないと云うような社会になり、その社会的な要望に応えるために、ADSLとかBフレッツなどと云う通信サービスが始まった。現在も更に、更にと、技術革新は続いている。
下絵は順序不同だが、こうした技術革新の烈しい時代であっても、どこか、ほんのり、ほんわかできないかと、ポスターを描いた。ポスターは朝の3時に描きはじめ、出勤の時間までには仕上げるようにしていました。
現在は、販売活動もなくなりましたが、当時の、通信技術やサービスの進展の推移などが分かれば、生きている通信史としても無駄ではなかったかと思います。 |