林学に生きた明永久次郎と林敬太父子の年譜
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はしがき
 今のところ、際立った資料はありませんが、私はこれまで、武田久吉博士の林学に対する考え方は館脇操博士に継承されていることを確認した。そして、武田久吉博士の次女、静枝様は林敬太様に嫁がれた。私は敬太様にもっと、もっとお聞きしておけば良かったと後悔ばかりをしている。私はここ数年、武田家の資料調査の現場にいたが、正直なところ明永久次郎博士については余りにも知らな過ぎた。
 林業試験場でのクヌギに関する研究資料を見ながら、ふと、子供時代、クヌギの木の上に小屋を作り遊んだことを懐かしく思い出す。父も裏庭から多分無意識ではあったと思うが、クヌギの木を書いている。
 そして、遠い将来でもいい、久次郎、敬太父子のお写真がこのささやかなHPに掲載される日の来ることを楽しみにしています。

1880 13
1881 14
1882 15
1883 16 3月2日、武田久吉博士が生まれる。
 父は駐日英国外交官でサー・アーネスト・サトウ、母は兼と云い、二男一女の次男(東京市飯田町6丁目16番地で出生する。
1884 17
1885 18
1886 19
1887 20
1888 21
1889 22 〇この年、明永久治郎が生れる。
1890 23
1891 24
1892 25
1893 26
1894 27
1895 28
1896 29
1897 30
1898 31
1899 32
1900 33
1901 34
1902 35
1903 36
1904 37
1905 38
1906 39
1907 40
1908 41
1909 42
1910 43
1911 44
1912 45
1913 大正2年
1914 3
1915 4
1916 5
1917 6
1918 7
1919 8
1920 9
1921 10
1922 11
1923 12
1924 13
1925 14 〇この年、農林省林業試験場編「林業試験報告 第26号」が「大日本山林会」から刊行される。  pid/928034
一 酸性土壤ニ對スル樹種ノ抵抗ニ就テ 守屋重政,永井芳雄/1p
一 硫酸「アンモニヤ」ノ施肥期ニ就テ 明永久次郎/25p
一 あかまつトからまつトノ混淆植栽ニ就テ 明永久次郎,林唯雄/57p
一 鹿兒島縣吹上濱海岸砂丘地ニ於ケル砂防試驗
  →(第二回報告)山本正夫/137p
一 すぎ樹枝枯病ニ就テ 北島君三/147p
1926 15
1927 昭和2年 5月、明永久次郎が「林試彙報21号 p1-23」に「くぬぎの伐採季節と萌芽との関係について」を発表する。
〇この年、明永久次郎が「學會雑誌 9 巻 2 号 p.22-23」に「スギ植栽木の生長」を発表する。
〇この年、明永久次郎が「學會雑誌 9 巻 3 号 p. 28-34」に「天然生林の成立竝其の更新に就て」を発表する。
  (昭和2年4月林学會春季席上講演)記録
1928 3 5月、 「大日本山林会報(546)」が「大日本山林会事務所」から刊行される。  pid/2370328 
林業と水電事業との協調 卷頭言 潮花/1〜1
恒續林施業の發展過程 早尾丑麿/2〜21
本邦天然更新問題 中村賢太カ/22〜24
天然更新法の實際的運用に就て 明永久次カ/25〜40
天然生稚幼樹の侵入成立せる林及
  →天然生の撫育に基く森林施業に付き 寺崎渡/41〜62
秋田杉の擇伐林相 岩崎準次カ/63〜94
杉の枝條更新と下種更新 岩崎直人/95〜105
漆塗料に就て  六角紫水/106〜108
海外林業界 中島道カ ; 野宮定茂 ; 藤林誠/109〜111
海外木材界 望月岑/112〜114
趣味講座 庭園漫語 永見健一/115〜121

抄録 //122〜125
時報 //126〜137
地方山林會記事 //138〜138
全國山林會聯合記事 //139〜140
本會記事 //141〜141
帝國森林會記事 //142〜142
人及法人 //142〜144
新刊紹介 //144〜144
寄書及交換書目 //145〜145
木材及薪炭 //146〜155
和歌  依田秋圃/156〜157
御大禮記念國産振興東京博覽會見物 武坊/158〜158
想林 林の藝術家として 告祿/159〜161

1929 4 〇この年、明永久次郎が「學會雑誌 11 巻 2 号 p100-110」に「ヒバ林の生長量に就て」を発表する。
1930 5
1931 6
1932 7
1933 8
1934 9 7月、明永久次郎, 飯田俊郎が「薪炭林の改良」を「青森營林局」から刊行する。 
1935 10
1936 11 4月、明永久次郎が「桐増殖上の注意  135 (秋田の林業)」を「不明」から刊行する。
 p2〜6ページ  所蔵:秋田県立図書館 A650-8-131-169
1937 12
1938 13 4月、「東京営林局報 (52) 」が「東京営林局」から刊行される。  pid/1548323
パルプ需給の現在と將來(上) / 荒井元/p1〜25
桐苗木養成試驗成績――(第二囘報告) /
  → 明永久次カ ; 有村常C ; 藤田長兵衞/p25〜35
福島地方裁判所檢事局管内營林署司法事務協議會/p36〜51
本局廳舍移轉/p52〜53
間伐實地指導/p54〜55
一月分各署文書件數比較表/p55〜56
二月分文書處分濟否件數調/p56〜56
人事/p57〜61
例規/p62〜63
事變欄/p1〜16

5月、明永久次郎(講述)が「薪炭林の改良」を「信濃山林會」から刊行する。
○、この年、「林業講習会講演集 第20回 」が「土佐山林会」から刊行される。  pid/1036059
木材需給の將來 農學博士 渡邊全
製炭の理論 東京帝國大學教授 三浦伊八郎
山村の經濟更生 東京帝國大學助教授 島田錦藏
薪炭林の改良 農林省林業試驗場技師 明永久次郎
林野の多角的經營 同
培養菌種に依る椎茸の人工栽培 農林省林業試驗場技師 北島君三
生松脂の採集法 高知營林局技師 内村千町
山葵の栽培 元靜岡縣農林技師 淺田善一
高知縣の林政 高知縣林業課長 地方農林技師 淺尾正一
野中兼山の經世理想 高知縣立圖書館長 中島鹿吉
1939 14
1940 15
1941 16
1942 17 3月、明永久次郎・橋本善治が「日林講演集」に「矮林の萌芽に関する調査」を発表する。 
〇この年、明永久次郎が「東方文化 24(8) p405-410」に「印度支那の木炭及其の製炭法に就て」を発表する。
摘要/印度支那の製炭業は其の歴史古く, 南方諸地方に於ける製炭業としては先進地と目さるる所である。勿論同地の製炭業は本邦の夫に比すれば, 其の製炭技術は遙に劣つては居るが, 同地と同似の文化の程度と産業の状態の所に於ける製炭業としては大に學ぶ可き所がある。印度支那で最も製炭の盛なCamau地方では, 製炭業に依りマングロープ林地方の低濕無人の地域を急速に開發し今日の隆昌を齎し, 最近勃興しつゝある瓦斯用木炭の製炭は從來の家庭用木炭の製炭が所謂土民農業の範圍を出でない小規模のものであつたのに反し, 是れを近代的産業としての企業化に成功し, 是れに依つて未利用林の開發に資しつゝあるのである。又當地の製炭法は一般に炭窯が大で, 一囘の出炭量, 5,000〜6,000 kgに及び, 其の木炭の品質は少々劣つて居るが, 其の收炭率が25〜37%にも及んでゐる, 製品の木炭は資材と殆ど同じ形の整つた形で棚積せられ, 包装せずに取引せられて居る。是等印度支那の製炭業は新に我が大東亞共榮圏の一翼を成す所の南方諸地方に於けるマングローブ林開發を目途とする製炭業や, 製鐵其の他の工業用木炭の製造の爲にする製炭業の企業に示唆する所が大であると思ふ, 敢て紹介する所以である。
1943 18 5月、農林省大臣官房弘報課編「農林時報3(9)」が「日本農村調査会」から刊行される。   pid/1765964
米價の決定に際して / 井野碩哉/2
森林を大切に育てよう / 石K武重/5
技術研究 油桐の栽培に就て / 明永久次カ/22
農藝 苗作りの要點 / 和田榮太カ/26
決戰下造林の全貌 / 山林局/7
時局下の狩獵 / 山林局/8

畜力水田中耕除草の指導地の設置に就て / 新關三カ/12
滿洲國林野行政の革新 / 飯島浩/15
昭和十八年産米價格對策の決定 / 食糧管理局/20
調査資料 重要農林水産物生産計畫概要(昭和十八年度) / 總務局/36
會議 地方長官會議 經濟主務部長會議
  →水産試驗場長竝水産主任官會議 //29
法令・告示・通牒・例規 //41

10月、明永久次郎が「仏印林業紀行」を「成美堂書店」から刊行する。 (仏印:フランス領インドシナ) pid/1124805
緒言
海防から河内/1
戎克の叢林をゆく/1
嘗ての援蒋輸血路雲南鐵運/5
トンキンの旅/9
トンキンデルタの繁榮/9
豐富なるカンエン地方の松脂資源/12
スチックラック工場を觀る/18
ビエトリパルプ工場/24
漆の産地フウトウ/28
チュエンカンの森林/34
安南ラオスの旅/39
野火の草原を往く/39
山地蠻モン族の聚落モンセン/44
安南山彙越え/50
ラオス高原の原始林/55
秘境チャンエン高原/60
霧しぶくラオス櫻/64
傳統の香高き古都ユエ/68
安南の林業/73
籐の集散地ツウラン/78
チヤム文北の懷古/82
日本人墓地を訪ふ/86
海岸砂防造林/90
肉桂談義/93
一路西貢へ/98
西貢からランビアン高原へ/103
森の都西貢/103
交趾支那の林業/108
赤土地帶の護謨林/112
森林植生の萬華鏡/116
珈琲繁るヂリン高原/120
ランハン熱帶高地栽培試驗林/125
稀有の松脂資源林/129
ランビアン高原の原始林地帶/135
カッシヤ松の原始林伐採/139
高原の保養地ダラット/144
上部ドンナイの茶の企業農園及び規那園/148
カンボヂャの旅/154
メコン氾濫地帶/154
南部佛印の母メコン河/158
傳統の首都プノンペン/163
夢の國の珍寶珠玉/167
山林王國カンボヂャ/171
大湖畔の砂糖椰子/176
新國境の町プルサット/180
ヤウの原生林/184
群象山彙の景勝ボッコール/189
カンポット地方熱帶多雨林/193
ガタパーチヤと藤黄/198
世界歴史の驚異アンコールワット/205
自然界の驚異アンコールの聖林/212
カポックの企業農園/219
カンボヂャの赤土地帶/225
再びトンキンへ/231
美しき河内/231
戰跡ドウソン/238
補遺/244
印度支那の氣候/244
印度支那の氣候と事業/249
主要木材/257
松と松林/272
印度支那の竹の文化/278
唐木/286
伽羅の木/291
木炭/294
紅樹林/301
安南漆/310
印度支那の果物/315
カルダモム/323
檳榔と蒟醤/326

1944 19
1945 20 4月、明永久次郎が「油脂林業油桐 (南方農林叢書)」を「河出書房」から刊行する。  pid/1067494  p168
第一章 油桐の栽培/3
第一節 油桐の種類/3
第二節 油桐類の識別/12
第三節 天然分布状況/14
第四節 土壤及氣候/17
第五節 個樹の變異と淘汰/23
第六節 品種/30
第七節 繁殖/33
第八節 定植/39
第九節 管理撫育/40
第十節 施肥/41
第十一節 收穫/42
第十二節 收穫量/44
第十三節 病蟲害/51
第十四節 副産物の利用/53
第二章 我が國に於ける油桐の栽培/57
第一節 日本油桐/57
第二節 支那油桐/72
第三章 大東亞共榮圈各地に於ける
  →油桐の栽培状況/83
第一節 中華民國/83
第二節 印度支那/83
第三節 マライ/91
第四節 東印度/92
第五節 フィリッピン/94
第六節 ビルマ/95
第七節 印度/100
第八節 濠洲及ニュージーランド/102
第四章 米ソ兩國に於ける栽培状況/106
第一節 北米合衆國/106
第二節 ソ聯邦/110
第五章 桐油の工藝的研究/115
第一節 製油/115
第二節 支那桐油の性質/123
第三節 桐油の規格及檢定/127
第四節 各地産桐油の性状/131
第五節 桐油の用途/138
第六章 中華民國に於ける
  →桐油の生産と取引/144
第一節 桐油の生産/144
第二節 中華民國に於ける市場組織と
  →桐油賣買の慣習/153
第三節 桐油の輸送/156
第四節 桐油の輸出/159
第五節 桐油の價格/163
第六節 桐油業の改良方策/164
參考文獻/167
1946 21
1947 22
1948 23
1949 24 9月、「風雪 3(8) 9月號 」が「六興出版社」から刊行される。   pid/11187696
表紙/宮本三カ
カツト/山本丘人 ;伊勢正義 ;里見勝藏 ;
  →佐藤泰治 ;古茂田守介
小説//5〜
うつりかはり(百五十枚)/宇野浩二/5〜
懶い春(長篇連載第六回)/尾崎一雄/91〜
羽織/井伏鱒二/88〜
詩 ズックの靴/大木實/73〜
現代人の研究-完-/亀井勝一郎/74〜87
中国の艶笑文学/尾坂徳司/69〜72
讀書記(書評)/古谷綱武/48〜
(豫告)娼婦マヤ/小松C ;田村泰次カ/90〜
現代作家寸描集(作家による作家のスケッチ)/
  →C水崑/50〜
正宗白鳥/石川達三/50〜
梅崎春生/北條誠/50〜
志賀直哉/廣津和カ/51〜
宮本百合子/立野信之/51〜
廣津和郎/田村泰次カ/52〜

林芙美子/井上友一カ/52〜
豐島與志雄/火野葦平/53〜
宇野浩二/川崎長太カ/53〜

永井荷風 佐藤春夫/林芙美子
/54〜
平林たい子/丹羽文雄/55〜
石坂洋次カ/石川達三/55〜
丹羽文雄/龜井勝一カ/56〜
中野重治/立野信之/56〜
石川達三/龜井勝一カ/57〜
新田潤/寺崎浩/57〜
立野信之/寺崎浩/58〜
寺崎浩/丸岡明/58〜
尾崎一雄/檀一雄/58〜
井上友一カ/田村泰次カ/59〜
伊藤整/上林曉/60〜
中山義秀/寺崎浩/60〜
井伏鱒二/尾崎一雄/61〜
舟橋聖一/巖谷大四/61〜
田村泰次カ/井上友一カ/62〜
上林曉/伊藤整/62〜
川端康成/三島由紀夫/63〜
北條誠/新庄嘉章/63〜
高見順/船山馨/64〜
火野葦平/尾崎士カ/64〜
阿部知二/火野葦平/65〜
坂口安吾/檀一雄/65〜
谷崎潤一カ/伊藤整/66〜
林房雄/丹羽文雄/67〜
船山馨/高見順/66〜
尾崎士カ/尾崎一雄/68〜
三島由紀夫/北條誠/68〜

10月、「風雪 3(9) 10月號」が「六興出版社」から刊行される。 pid/11187697
表紙/佐藤敬 重要
カツト/佐藤泰治
動揺する世相の盲点を抉る(鼎談)/青野季吉 ;辰野隆 ;福原麟太郎/72〜86
敗戦と日本人/亀井勝一郎/64〜71 重要
小説 懶い春(終回)/尾崎一雄/87〜
フランス最高の肉体文學 娼婦マヤ 二〇〇枚/
シモン・ギャンチョン ;小松C 譯/3〜
(マルセーユ風景)/野口彌太カ/3〜
11月、「風雪 3(10) 11月號」が「六興出版社」から刊行される。   pid/11187698
表紙/岡田謙三
カツト/三岸節子 ;古茂田守介 ;佐藤泰治
小説特輯//5〜
浮雲 八〇枚/林芙美子/5〜
親切な機械(七〇枚)/三島由紀夫/30〜
血と米の物語(六〇枚)/武田泰淳/48〜
田舍論議(九〇枚)/深田久彌/81〜
銃器密貿易者/西条八十/64〜80
12月、「風雪 3(11) 12月特別號 」が「六興出版社」から刊行される。 pid/11187699 1949-11
表紙/岡田謙三
カツト/三岸節子 ;古茂田安介
小説 春と泥濘 百枚/火野葦平 ;佐藤泰治/5〜
逢魔/檀一雄/52〜
春の夜の夢/外村繁/37〜
浮雲(第二回)/林芙美子/97〜
私の辿ったソ連の官吏生活/新庄成吉/72〜81
書齋の憂欝/石川達三/50〜
隻脚の反逆児ランボオの臨終/西条八十/82〜96 重要
1950 25 1月、「風雪 4(1) 新年特大號 」が「六興出版社」から刊行される。 pid/11187700 
表紙/石川滋彦
小説特輯//6〜
復讐/豐島與志雄/15〜
酸つぱいにほひ/井伏鱒二/6〜
沒法子/小林達夫/112〜
幻影/寺崎浩/86〜
竹鈴莊/火野葦平/103〜
未亡人の部屋/田村泰次カ/128〜
さすらひ人/北條誠/73〜
厭世立志傳/尾崎士カ/136〜
捨猫/川崎長太カ/24〜
密室/高見順/50〜
浮雲/林芙美子/164〜
文化の碑--太宰治と田中英光/亀井勝一郎
/100〜102
ロマンテイツクな郵便配達/福原麟太カ/159〜
創作批評/丹羽文雄 ;伊藤整/42〜49
扉・目次・カツト/野口彌太カ ;三岸節子 ;
  →佐藤泰治 ;三雲祥之助 ;脇田和 ;古茂田守介
2月、「風雪 4(2);2月特大號」が「六興出版社」から刊行される。   pid/11187701 1950-02
(表紙)/石川滋彦
小説//5〜
白井辯護士の奇妙な失踪/林房雄/76〜
暗號手/大岡昇平/21〜
耽溺/小笠原貴雄/115〜
夜間軌道(一一〇枚)/船山馨/31〜
寡婦しげ女/小田嶽夫/5〜
菊の壽命/田宮虎彦/90〜
浮雲/林芙美子/144〜
プロ談義/永井順/136〜138
私は文學年である/コ川夢聲/139〜
痴愚の言/龜井勝一カ/73〜
創作批評/伊藤整 ;豊島与志雄/102〜114
作家と批評家//102〜
風俗小説と現代//107〜
二人の新人//110〜
作品と私生活//113〜
田中英光について//112〜
昭和二十四年//114〜
文学者の生活と運命/青野季吉/130〜135
潤一郎と荷風/宇野浩二/62〜72
カツト/三雲祥之助 ;脇田和 ;佐藤泰治 ;古茂田守介


3月、「風雪 4(3) 3月號」が「六興出版社」から刊行される。  pid/11187702 
表紙(京都のあるコーヒー店)/石川滋彦
現代文学の欠陥を衡く(座談会)/亀井勝一郎
  →;中村光夫 ;福田恒存/50〜65
批評家大いに語る 批評家の假面//51〜
小説の變革期//52〜
アイロニーの問題//54〜
批評家と讀者//56〜
世代の相違//58〜
お化けと小説//61〜
同時代人への同情//63〜
表現の世界//60〜
非常なる正論//64〜
小説 凡夫 百枚/高橋一朗/22〜
錯亂/榊山潤/5〜
別れた女/豊田三カ/66〜
盜伐/伊藤永之介/98〜
亂醉/耕治人/112〜
良妻か惡妻か/宮内寒彌/84〜
浮雲/林芙美子/144〜
風のほとり/藤原審爾/81〜83
ジードとクローデル/新庄嘉章/128〜131
「ハムレット」の解釈/福原麟太郎/123〜127
創作批評/豊島与志雄 ;
  →三島由紀夫
/132〜143
「孤獨」について//135〜
ヒユウメンの追求//134〜
人間の築き方//137〜
絶望感//138〜  重要
作家の狡さ//139〜
東洋的なもの//142〜
出版だより・編輯後記//156〜
カット/三雲祥之助 ;脇田和 ;古茂田守介

4月、「風雪 4(4) 4月號 」が「六興出版社」から刊行される。  pid/11187703 
(表紙)/石川滋彦
創作//6〜
奧醫王/室生犀星/46〜
小鳥の聲/尾崎一雄/6〜
陷穽/森三千代/62〜
轉向/高見順/13〜
二代の血/外村繁/79〜
浮雲(第六回)/林芙美子/137〜
現代フランス文学に於けるニヒリズム/
  →佐藤朔/107〜117
(1)實存主義//107〜
(2)十九世紀のニヒリズム//109〜
(3)絶對の消滅//111〜
(4)ヴァレリイの場合//112〜
(5)マルロオの場合//113〜
(6)サルトルとカミユ//115〜
アメリカ文学・イギリス文学・大陸文学--その
  →交流影響の一断面/中野好夫/103〜106
創作批評/三島由紀夫 ;河上徹太郎/124〜136
「キテイ颱風」について//124〜
二つの風俗小説//126〜
ヒロイズムと戰爭//129〜
作家の生活と運命//133〜
三木Cと今日出海//135〜
人間と思想について//135〜
「西鶴」の人間と生態/暉峻康隆/118〜123
〔トン〕と万太郎--作家の印象/宇野浩二/38〜45
書評//93〜
「アナトール・フランス」/中島健藏/95〜
「東京の木賃宿」幸コ秋水著/古谷綱武/94〜
近著三種/野田宇太カ/93〜
巴里日記―在パリ―/村松嘉津/96〜
扉・目次・カツト/川島理一カ ;岡田謙三 ;内田巖
  → ;岡鹿之助 ;木下孝則 ;古茂田守介


5月、「風雪 4(5) 5月號」が「六興出版社」から刊行される。    pid/11187704
刊行頻度
表紙/石川滋説
小説//6〜
女性への憐憫 一〇〇枚/アンリ・ドゥ・
  →モンテルラン ;新庄嘉章 譯/6〜
片輪車/今日出海/39〜
火の踊/榛葉英治/83〜
うつぼぐさ/中里恒子/72〜
天眞爛漫/橋本英吉/48〜
浮雲(第七回)/林芙美子/136〜
罪を知らぬ罪人--
  →戦後犯罪の横顔/船山馨/112〜117
書齋の憂欝/石川達三/118〜
文学的処世術について/福田恒存/120〜127
モンテルランの横顔/新庄嘉章/35〜38
巴里日記(第二信)/村松嘉津/128〜
〔トン〕と万太郎-2-作家の印象/宇野浩二/62〜71
創作批評/河上徹太郎 ;三好達治/101〜111
扉・目次・カツト/川島理一カ ;三雲祥之助 ;
  →内田巖 ;岡鹿之助 ;木下孝則 ;古茂田守介
6月、「風雪 4(6) 6月號」が「六興出版社」から刊行される。   pid/11187705 
(表紙)/石川滋滋彦
創作//6〜
隣人/川崎長太郎/6〜
片輪車/今日出海/19〜
勸善懲惡(私版本朝二十不孝)/船山馨/56〜
笑ふ木/火野葦平/83〜
曲つた骨/八木義コ/41〜
浮雲(第八回)/林芙美子/141〜
背徳者の底からの言葉/ワイルド オスカア ;
  →福田恒存/34〜40
巴黎日記-3-/村松嘉津/134〜140
在りし日のヴアレリー/河盛好蔵/104〜107
批評の書けぬ批評家/平野謙/121〜127
〔トン〕と万太郎--作家の印象/
  →宇野浩二/128〜133
創作批評/三好達治 ;中村光夫/108〜120
文章のスタイル//108〜
都會人の文學//111〜
風俗小説の手法//113〜
白文學//115〜
作者と作中人物//116〜
道化について//118〜
硯友社的なもの//114〜
文章の美//120〜
荷風の日誌(□・・・□)/永井荷風/74〜
扉・目次・カット/林武 ;木下孝則 ;古茂田守介
  → ;阪口茂雄 ;谷澤秀晃 ;岡田謙三
7月、「風雪 4(7) 7月號」が「六興出版社」から刊行される。  pid/11187706 
(表紙)/石川滋滋彦
芸術と批評/ワイルド/32〜
特輯 國民性と文學//64〜
現代文学と国民性--国民性と文学/
  →青野季吉/106〜109
英文学の場合/福原麟太郎/68〜73
ドイツ文学とドイツ国民性--
  →国民性と文学/高橋義孝/84〜88
アメリカの国民性と文学/西川正身/109〜114
ロシヤ文学の場合--国民性と文学/
  →除村吉太郎/88〜93
フランス文學と國民性/中島健藏/64〜
創作批評/中村光夫 ;大岡昇平/94〜105
女性への憐憫//94〜
近代小説論//95〜
色道について//98〜
人間觀の變化//96〜
祖國喪失//99〜 重要
「浮雲」と作者
//100〜
姦通小説//101〜
大人と子供//102〜
ジイドの日記について//103〜
パリ日記(第四信)/村松嘉津/125〜
書齋の憂欝/石川達三/82〜
〔トン〕と万太郎--作家の印象/
  →宇野浩二/74〜81
荷風の日誌(斷腸亭日乘)/永井荷風/116〜
創作//6〜
人の命/平林たい子/6〜
述懷/上林曉/41〜
點呼通信/永井龍男/28〜
風貌/小山C/52〜
天使ローズ/芹澤光治良/18〜
浮雲(第九回)/林芙美子/132〜
カット/野口彌太カ ;古茂田守介 ;
  →谷沢秀晃 ;阪口茂雄 ;荒井茂雄
1951 26 5月、明永久次郎が「農村林業 : 林産必携」を「アヅミ書房」から刊行する。 1951/5  pid/2457939  254p
總論/p1
第1篇 薪炭林及び製炭
第1章 薪炭林/p11
第2章 製炭/p25
第2篇 用材林
第1章 農家と植林/p52
第2章 スギの造林/p58
第3章 ヒノキの造林/p68
第4章 アカマツの造林/p74
第5章 カラマツの造林/p81
第6章 材積の測定/p84
第3篇 放牧及び採草地
第1章 總説/p91
第2章 野草類の特性/p92
第3章 放牧採草地の地力維持及び改良/p99
第4章 放牧地の管理/p109
第5章 草地の樹林/p111
第4篇 特用樹木の栽培
第1章 總論/p116
第2章 クリの栽培/p120
第3章 クルミの栽培/p153
第4章 ウルシの栽培/p166
第5章 ハゼの栽培/p186
第6章 アブラギリの栽培/p197
第7章 ツバキ・サザンカの栽培/p218
第8章 コウゾの栽培/p232
第9章 ミツマタの栽培/p247
第10章 キリの栽培/p259
第11章 病蟲害の防除/p274
第5篇 食用茸の栽培
第1章 シイタケ/p288
第2章 ナメコ/p314
第3章 エノキタケ/p318
第4章 ヒラタケ/p320
第6篇 竹林
第1章 總説/p323
第2章 竹の種類/p329
第3章 栽培と利用/p337

○、この年、明永久次郎が林野庁指導部研究普及課編「山村及び山村農家の調査事例 島根県那賀郡三隅町」を「林野庁指導部研究普及課」から刊行する。  pid/2460972
第1篇 町の概況/p1
第1章 立地/p1
1. 自然的環境/p1
2. 社会経済的環境/p3
第2章 土地の利用?況/p6
第3章 農業/p7
第4章 畜産/p8
第5章 林業/p9
第6章 公有林/p17
第7章 私有林/p18
第2篇 農家の経営組織と経営経済/p20
第1章 調査農家/p20
第2章 調査農家(A)/p20
1. 経営の規模/p20
2. 経営/p21
3. 総生産高/p22
4. 副生産物及び草の利用/p23
5. 所要燃料/p25
6. 営農資材の調達と將来の見透し/p26
7. 労働量と労働季節/p27
8. 農業経営の経済/p29
9. 林野/p32
第3章 調査農家(B)/p33
1. 経営の規模/p33
2. 経営/p35
3. 総生産高/p36
4. 副生産物及び草の利用/p36
5. 所要燃料/p37
6. 営農資材の調達と將来の見透し/p38
7. 労働量と労働季節/p40
8. 農業経営の経済/p41
9. 林野/p44
第4章 調査農家(C)/p46
1. 経営規模/p46
2. 経営/p47
3. 総生産高/p48
4. 副生産物及び草の利用/p49
5. 所要燃料/p50
6. 営農資材の調達と將来の見透し/p51
7. 労働量と労働季節/p52
8. 農業経営の経済/p54
9. 林野/p56
第5章 調査農家の取らまとめ/p57

1. 経営規模/p57
2. 経営形態と経営経済/p58
3. 農業経営に於ける林野利用の実態/p61
第6章 標準農家の設計/p66
1. 経営の規模/p66
2. 経営/p67
3. 農業経営の経済/p70
第3篇 林野の経営計画について
  →考慮しなければならぬ諸問題/p74
1. 林野経営のねらい/p74
2. 水害防備/p74
3. 針葉樹林の面積揄チ/p74
4. 林分の齢級の分配をなおす/p75
5. 薪炭林の施業法の改善/p75
6. アカマツ林の確保/p76
7. スギ・ヒノキの人工造林/p77
8. クヌギ・アベマキの造林/p77
9. 竹林/p78
10. 特殊林?物の搦Y/p78
11. 採草地/p79
12. 近い將来の林野の利用区分/p80

1952 27 ○、この年、林野庁指導部研究普及課編「山村及び山村農家の調査事例 : 広島県佐伯郡大野町」が「林野庁指導部研究普及課」から刊行される。 明永久次郎執筆 pid/2464438
詞セ/p5
1. 調査の目的と調査町の選定/p5
2. 調査期間と調査時期/p5
3. 調査方法/p5
4. 調査の担当者/p6
I 町の概況/p7
1. 立地条件/p7
(1) 環境/p7
(2) 社会経済的条件/p8
2. 町の沿革/p9
3. 土地利用/p10
4. 戸数及び人口/p10
5. 職業/p10
6. 主要産業と生産額/p11
7. 町の財政/p11
II 農業事情/p12
1. 農家戸数・人口・経営面積/p12
2. 自作小作/p12
3. 専業兼業別経営規模/p13
4. 作付状況と生産高/p13
5. 労働力のバランス/p14
6. 樹園/p14
7. 養蚕/p14
III 畜産/p15
1. 家畜の飼養と畜産物の生産高/p15
IV 林業/p15
1. 林野面積/p15
2. 経営形態/p16

3. 林産物の生産高/p16
4. 林産物の価格及び山元立木価格/p17
5. 造林/p17
a 植伐関係/p17
b 造林の沿革と造林法/p18
6. 利用/p19
a 用材の伐り出し経費/p19
b 林産関係工場及び製産品/p19
7. 山林素地売買価格/p19
8. 森林組合/p20
9. 農業経営組織の構成要素としての林野/p20
a 耕地と林野の併有状態/p20
b 農業経営に関連した林野の利用状況/p21
10. 公有林/p21
a 概況/p21
b 面積と蓄積/p23
c 事業及び事業の收支/p23
11. 私有林及び採草地/p25
V 農家の農業経営/p26
1. 調査した農家の概要/p26
2. 経営の規模/p26
(1) 家族数及び労力と労働量/p26
(2) 経営土地面積/p27
(3) 建物と宅地/p28
(4) 主要農機具/p29
(5) 家畜その他の飼養/p29
3. 耕種/p29
(1) 作付状況/p30
(2) 果樹園/p30
(3) 作物の收量と施肥量/p31

(4) 耕種労働と労働の生産力/p32
(5) 堆厩肥材料/p33
4. 畜産/p34
(1) 家畜飼料の構成/p34
5. 林業/p36
(1) 所有山林面積と蓄積/p36
(2) 燃料の消費/p37
(3) 林業経営/p39
6. 農業経営経済/p40
(1) 営農資材の自給度/p40
(イ) 燃料/p40
(ロ) 大家畜の飼料/p41
(2) 労働の自給度/p42
(3) 農業経営の粗收益と現金收入/p42
(イ) 粗收益/p42
(ロ) 農業経営の現金收入/p44
(4) 農業経営費/p45
(5) 農業経営の收支/p47
VI 農業経営上の問題/p47
(1) 農業労働と労力/p48
(2) 労働の報酬/p49
(3) 肥料の基本資材野草/p50
(4) 大家畜の基本飼料野草/p51
(5) 燃料/p51
VII 林野の経営計画にあたつて
  →考えねばならぬ諸点/p51
(1) 森林の保全/p52
(2) 薪炭林/p53
(3) 採草地/p54
(4) 特殊林産物の増殖/p57
(5) 公有林の経営/p58
1953 28 4月、「農業と経済」編集部 編「林野と農業経営」が「川崎出版社」から刊行される。  pid/2462498
林野と農業経営 目次
序 藪孝平/p3
第一部 林政の課題
農業と林業の生産力関係 東井金平/p11
農・林協調による理想農村建設への一試論 K河内透/p21
今後の林政 臼井俊カ/p29
農村建設と林野 中谷忠治/p38
山村経済に於ける森林組合の立場 兼岩芳夫/p46
第二部 農業経営に交錯する林野
1 農業経営と林野
農業経營から見た森野 橋本傳左衞門/p61
わが国農業経營における林野依存の現状 林健一/p69
農業経営と国有林 村上龍太カ/p80
農業経営と林野 林健一/p85
山村経済と林野利用 石田朗/p92
2 有畜営農と草
採草地をめぐる技術と経済 平野蕃/p101
有畜営農に於ける林野利用の諸問題 三井計夫/p111
山林利用と飼料基礎について
  →(栃木県谷郡の調査事例を中心として) 千田英二 吉岡功/p120
山と草と畜産と 牧野忠夫/p147
畜産と草地 澁谷佑彦/p155
第三部 立体農業の展望
立体農業の理論と実際 田中長三カ/p173
立体農業の実践 久宗壯/p182
第四部 農用林の在り方
農業経営から見た農用林の在り方 島田錦藏/p193
特用樹林としての農用林 明永久次カ/p207
薪炭林と農家生活 中島道カ/p216
特殊林産物と農業経営 小野陽太カ/p223
農用林の技術的考察 波多野透/p235
農用林と林業技術普及制度 北村直彦/p253
第五部 統計と文献
統計的にみた農山村民と林野との関係 牟田守邦/p265
農用林関係文獻 北村直彦/p293

9月、明永久次郎が「くり篇 (育苗叢書 第8巻)」を「全苗タイムス社」から刊行する。  67p  550円
1954 29 11月、山畑一善が「林業技術 153 p5〜7 日本林業技術協会」に「クヌギ炭材林の收穫技術に関する」を発表する。  閲覧可能
ソ連材輸入の経緯と問題点 吉田 好彰 p.1〜4
クヌギ炭材林の収穫技術に関する若干の考察 山畑 一善 p.5〜7
林業における成長率特に総成長率の意義と林業利廻りとの関係について  小松 禎三 p.8〜12
黒炭窯の改良について 奥田 憲之 p.13〜14 
からまつ樹体内におけるきくいむし類の分布に関する研究  加辺 正明 p.15〜17
針葉樹に寄生するハダニの種名について 井上 元則 p.18
ホロンバイル地方特にホインゴール地区のアルカリ土壤の植生と家畜との関係について 山崎 薫 p.19〜23
台切り実施について炭材収穫を目的とせず、萌芽立条を第一義とする。植付後第1回の伐採を台切りとよび、炭材収穫を目的とする第1回の伐採を初伐り(ウイギリ)と謂うのであるがこの二つをはっきり区別して行っているところは極めて稀である。しからば炭材林の経営上からみて台伐りを実施することの可否はどうであろうか?眩川村(愛媛県)、東宇和郡渓筋村では台伐りをやっているが、多くは慣行的に行っているだけであって、特に有利であるという声もなかった。しかし、台伐り実施の技術的可否及び経済的効果の如何については研究してみる価値があると思う。台伐り施行の場合は、植付後4〜5年、DBHが1〜1.5寸に達した時期に台伐りし、相当量の薪材収穫をあげ、株は萌芽によって1〜2本立てを以て、8〜10年間の成長をなし、第1回の炭材収穫(初伐り)をもたらすのである。これに対し、台伐りをしない場合は、植付後10年間1本立てのまま成長の後、はじめて炭材を収穫するのである。つまり前者では初伐りまでに通算12〜15年を要するが2回の薪炭材収穫があり、後者では1回の炭材収穫だけであるが年数は10年で足りるわけである。
1955 30 1月、明永久次郎が「吉野川上流部に於ける山村及び山村農家の実態調査報告書」を「高知県農林部林務第一課」から刊行する。
1月、「日本大学農獣医学会会誌(3)」が「日本大学農獣医学会」から刊行される。   pid/1799221
巻頭言 / 岩田耕作/2
印度支那の自然と人生 / 明永久次郎/4
水稲気象感応試験とは / 山本信一/12
兼業農家の諸形態について / 赤木寿一/19
動物栄養とコバルト / 森文平/22
油脂の酸化防止について(二) / 露木英男/28
割地制度(二) / 今津高雄/42
抗菌性物質 / 片山三彦 ; 高野俊雄/50
子規の歌と植物 / 加藤正義/53
藤沢市近郊における里芋の促成並に軟化栽培法 / 高橋文次郎/60
と畜場というところ / 田島貞次郎 ; 下郷裕信/62
多摩川水系上流域の地形について / 森本典明/70
特産地における藺業経済の研究 / 来米速水/74

○、この年、農林省林業試験場編「林業試験場研究報告 第78巻」が「農林省林業試験場」から刊行される。
ヒバ多層林を主体とする穴川沢第一号試験地の施業経過 白石明 p17〜 25
ヒバ老令単層林を主体とする砂川沢試験地の施業経過 白石明 p27〜34
1956 31
1957 32 3月、「日本大学農獣医学会会誌 5」が「日本大学農獣医学会」から刊行される。  pid/1866374
巻頭言 / 大森智堪/2
カンボジア随想 / 明永久次郎/4
島の産業展望 / 岡本正行/12
第三回アジア獣疫会議東京で開かる/小堀進/26
国際遺伝学会議に出席して / 萩原時雄/32
油脂の酸化防止について/露木英雄/39
光合成について / 凉野元/45
教授の横顔 //57
学界だより //61,105
農業共同化の一考察 / 永井頴夫/66
水稲の青立防止 / 山本信一/80
過小農制に立脚する
  →日本農業の危機 / 来米速水/89
泡と人生 / 中島顕三/95

1958 33
1959 34 4月、林野庁調査課編「部落有林野と農業経営及び農家経済」が「林野庁調査課 」から刊行される。  謄写版 著者名 未確認
1960 35 12月、明永久次郎が「農家の山林経営 : 見たり、聞いたり、ためしたり」を「全国林業改良普及協会」から刊行する。  林業改良普及双書 第11 pid/2470378
はじめに/p6
第一部 村づくりと家づくり/p9
その一 村づくりと山村/p11
村づくりのねらい/p12
いまが経営の転換期だ/p14
山に目を向けよう/p18
山林経営の合理化/p21
その二 公有林野は
  →山村民主化のよりどころ/p25
植林する山はないか/p26
問題の多い山林解放/p28
公有林野の利用こそは山村発展のカギ/p30
村づくりのもとになる町村有林/p32
これからの町村有林のありかた/p37
その三 国土緑化は祖国愛のあらわれ/p39
大切な緑化運動/p40
記念造林を推進しよう/p41
全村あげての植樹祭/p42
山村には造林祭りを/p46
その四 雑木林と造林地の比較/p47
造林地のほうがずっと有利だ/p48
一〇アールで年間五千円のちがい/p49
労力のちがいはどうか/p51
全国的に少ない造林地/p53
その五 山村農家のこれからの農業経営/p55
農作業を最少限にし余力を山林に向ける/p56
ナシとモモとクリの村/p60
年収一四九万円の農家/p62
経営設計の立てなおし/p64
その六 林業研究会での話題/p67
補助金か指導か/p69
県内の山林経営の検討/p70
林業研究会は学者の集まりではない/p71
その七 緑化功労者として
  →表彰された加藤音次郎さん/p75
第二部 山林の仕立てかた/p79
その一 これからの山林経営/p81
企業林業と農村林業/p82
山林にも少し多くの手間をかけよう/p83
労働の報酬を高める造林法/p85
枝打ちを励行する/p86
間伐は経営のカギ/p87
短期育成林業をすすめる/p89
その二 造林地の経営目標/p91
労力を有効につぎこむこと/p92
地力の維持が最大の課題/p93
理想的な造林地の形/p97
立て木を残そう/p99
その三 もうかる林業を
  →すすめるために/p101
アカマツ林内に大島ザクラの混植/p102
キリの仕立てかた/p106
スギのなかにキリをはさむ/p113
シバグリ山のつぎかえ/p120
ヒノキの間伐/p126
山に肥料をやってみたら/p134
スギの床がえ季節/p139
床がえに農薬を用いてみたら/p143
スギのさし木苗養成/p145
枝打ちは必ず行なおう/p151
薪炭林は抜き伐りで/p157
農家に調法なクヌギ林/p166
マダケ林の診断と処方/p173
花木の栽培/p183


○、この年、明永久次郎ほかが「農家の林業.徳島県海部地方のコリキ林業 : 徳島県海部郡日和佐町の調査報告」を「明永久次郎」から
刊行する。  執筆者:三善 正市、田中 純一 総括調整:塩谷勉
1961 36
1962 37 ○、この年、「林業先人伝 : 技術者の職場の礎石」が「日本林業技術協会」から刊行される。   pid/2496669
松野〔はざま〕 田中波慈女/p1
中村弥六 小口義勝/p35
志賀泰山 片山茂樹/p75
村田重治 窪田円平/p137

松波秀実 早尾丑麿/p187
和田国次郎 倉田吉雄 岡本隆次/p239
林駒之助 明永久次郎/p283
本多靜六 中村賢太郎/p335

河合〔し〕太郎 杉浦庸一/p373
川瀬善太郎 島田錦蔵/p415
佐藤ユ五郎 太田勇治郎/P465
白沢保美 玉手三棄寿 佐藤敬二/p501

新島善直 中島廣吉/p577

1963 38
1964 39
1965 40 ○、この年、林業試験場60年誌編集委員会編「樹齢 : 林業試験場六十周年記念回顧録」が「農林出版」から刊行される。   pid/2508084
樹齢のことば 坂口勝美/p6
若いころ 明永久次郎/p9
心にとめていることの中から 茅野一男/p13
目黒追想記 藤村重任/p16
なつかしい林業試験場 藤沢良雄/p20
四十年の歳月をふりかえって 藤田信夫/p24
六十周年記念に寄せて 福森友久/p30
林産部新築異話 原忠平/p32
熊本支場の回顧 原耕太/p34
目黒の森こぼれ話 原哲雄/p37
回顧 原田博明/P42
あのころのこと 羽島秀雄/p44
思い出に思い寄せて 長谷川孝三/p49
思い出 林行五/p57
戦災後九年試験場に勤務して 本多三雄/p59
関西支場の創立当時を回顧して 細井守/p64
林業技術の革新 堀岡邦典/p68
九州支場における森林保護 日高義実/p72
北海道支場の歩み 井上元則/p76
天国の木 飯島浩/p81
林業試験場の思いで 泉岩太/p87
林業試験場の皆さん ご苦労さま 伊藤清三/p90
林業試験場の思い出 川村実平/p94
南多摩寮のことなど 岸本定吉/p99

憶い出とズバリ一言 倉田益二郎/p101
六十周年を迎えて 松尾安次/p106
思い出すままに 松島鉄也/p108
試験場回顧 松島良雄/p112
経営部創設期の憶い出 嶺一三/p114
林業試験場札幌支場勤務の頃 三島懋/p139
古巣を遠くにありて思う 三井計夫/p143
南と北の支場の思い出 三井鼎三/p147
林業試験場とわたくし 三好東一/p151
在勤中に於ける回顧のことども 森三郎/p155
林業試験場の回顧 村井三郎/p159

くずの思い出 長井英照/P163
青森、関西両支場の回顧 西村太郎/p167
ワキ役二十四年 荻原貞夫/p169
林業試験場の想い出 奥益美/p171
林業試験場と私 大政正隆/p175
林試時代の回顧 太田勇治郎/p180
懐古 斎藤美鶯/p182
私の想い出 芝本武夫/p186
戦後の八年と私 四手井綱英/p190
林業試験場の思い出 杉浦庸一/p194
回顧 高橋憲三/P199
回顧 玉木廉士/p201
カムチャッカ森林調査の思い出 玉手三棄寿/p205
思い出 遠山重明/p212
憶い出 筒井敬一/p215
木炭研究室を回顧して 内田憲/p218
試験場の想い出 内田壮/p223
北海道支場の想い出 柳下鋼造/p229
あの頃のこと 八代雄蔵/p234
森測の廃墟と旧友を訪ねて 吉田重助/p237
当時を顧みて思い出されること 吉田正男/p240
座談会 近い過去と将来/p122
あとがき/p244
1966 41
1967 42
1968 43
1969 44 8月、森林総合研究所編「林業試験場研究報告(223)」が「森林総合研究所」から刊行される。 pid/1772267
木材による14C-フェノール樹脂の吸着 / 大黒昭夫/1
複走帯ノコの剛性および走行安定性について / 青山経雄、山口喜弥太/11
マツ生丸太の防虫・防菌 / 慶野金市/25,図4p

放牧状態が林地の浸透および土壌の受蝕性に及ぼす影響 / 村井宏、岩崎勇作、北田正憲/69
植栽方法とスギ苗木の活着成長 大植穴と深植の検討 / 林敬太 土井恭次/91
9月、「北方林業編集委員会編「北方林業21(9) 」が「北方森林学会」から刊行される。
東北海道の山づくり 川床 典輝 p.249〜252
紙パルプの経営分析 吉沢 武勇 p.253〜257
道有林の立地条件の解析に関する研究
  →(第10回北方林業会奨励賞受賞) 古本 忠 p.258〜260
道南のヒバ造林について 増田 憲二郎  p.261〜264
ポット鉢付苗造林の実態とその問題点  林 敬太 p.265〜268
樹木級のうごき 馬場 強逸  p.269〜271
乾燥汚泥の肥効に関する試験 汚物の資源利用 真田 勝 p.272〜276
広葉樹の細枝の張りかた 遠藤 泰造 p.277〜280
1970 45
1971 46 2月、「北方林業編集委員会編「北方林業23(2)」が「北方森林学会」から刊行される。 1971.02
森林破壊から森林利用への道  村井延雄 p.33〜35
林産業の労務事情 網走管内R町の
  →実態調査を中心に 生井郁郎 p.36〜42
森林施業と自然保護 田口 豊 p.43〜45
自然休養林について 林 敬太 p.46〜48
薬剤の微量散布によるトドマツのハマキガ類の防除 山口博昭 p.49〜51
ユリヤ樹脂発泡剤(人工雪)による苗木の寒害防止 江口 完 p.52〜55
抜根抵抗力の測定 勝見精一 p.56〜58
昭和45年度に発生した樹木病害について 横田俊一 p.59〜61

1972 47 6月7日、武田久吉博士が21時18分逓信病院にて他界、日光浄光寺に分骨(5年後)される。 
   菩提寺:港区三田4丁目妙荘山薬王寺
8月、「北方林業編集委員会編「北方林業24(8)」が「北方森林学会」から刊行される。  1972.08
ブルドーザー地拵法の開発
  →(昭和46年度北方林業会奨励賞) 猪川重徳 p.213〜216
デジタルカラー写真の林業への応用 大金永治 p.217〜223
渓川流量の日週期変化 遠藤泰造 p.224〜229
昭和46年度森林害虫発生状況 山口博昭 p.230〜232
木本性ツル類の防除 ピクロラムによる薬剤防除法 林 敬太 p.233〜235
森林害虫の被害診断とその対策-
  →11の4-害虫の手引-8-(講座) 山口博昭 p.236〜239
1973 48
1974 49
1975 50 6月、北方林業編集委員会編「北方林業27(6) 」が「北方森林学会」から刊行される。 1975.06
大雪営林署管内風倒跡地の植生推移 林 敬太 p154〜156
道北の海岸防風林のニホンアカマツの
  →適応性について-1- 鷹栖 利勝 p166〜168
雪と森林を考える-3- 若林 隆三 p160〜161
急傾斜地における写真濃度の測定例 板垣 恒夫, 菱沼 勇之助 p168〜170
天然更新と病害--トドマツの発生消長を中心として 遠藤 克明 p150〜153
留萌地方の土壌水分の変化について 西山 孝英 p162〜165

8月、農林省林業試験場編「林業試験場研究報告 No.274」が「農林省林業試験場」から刊行される。  pid/1772162
トドマツ天然生稚苗の発生を左右する菌害と乾燥害 / 遠藤克昭 ; 林敬太/p1,図1p
林地の水および土壌保全機能に関する研究-1-森林状態の差異が地表流下,浸透および侵食に及ぼす影響 / 岩崎勇作 ; 村井宏/p23
森林昆虫の密度および分布の調査法に関する研究-1-マツの穿孔虫類の樹体内分布 / 小林富士雄/p85
1976 51
1977 52 1月、農林統計協会編「aff農林省広報8(1)」が「農林弘済会」から刊行される。  pid/1811516
巻頭言 農林省気質/内村良英/3〜3
年頭所感/鈴木善幸/4〜5
農政のビジョン--これからの農政を語る/河村勝三;石川英夫;沢辺守/p6〜12
農業後継者の夢/加納昇/p13〜17
昭和50年度食料需給表--低成長経済下の食料消費/原田玉雄/p18〜23
天候不順で生産農業所得は前年度並か--
  →昭和51年度農業観測修正見通しの概要/吉田泰治/p24〜30
規模拡大に入会林野の活用を--入会林野等の現状と
  →入会林野等高度利用促進検討会の開催/小畑勝裕/p31〜33
生産者と消費者の橋渡しを--野菜制度の改正と
  →野菜供給安定基金に期待するもの/池田正範/p36〜41
昭和50年度特別研究完了課題成果の概要-2-//p63〜67
農村の正月・今と昔/安江信/34〜35
<海外だより>香港の食生活/妹尾宣詔/42〜43
緑豊かな森林の造成と林産物の高度利用を目指す--
  →林業試験場(試験研究所めぐり)/林敬太
/p44〜47
小動物飼育シリ-ズ-21-毛皮獣と毛皮/榎本岩郎/p60〜62
生産費調査の歴史と加用信文氏(あの時この人)/加用信文 ; 寺山義雄/p70〜73
<老農に学ぶ>南部のベコ保-佐々木保五郎/
  →赤嶋昌夫/74〜75
各局通信//48〜59
農業生産組織調査結果まとまる//48〜49
50年木材流通構造調査結果の概要//49〜51
51年耕地面積の動向//51〜52
51年度産麦の検査結果まとまる//52〜54
北関東農業関係調査の結果の概要//54〜56
麦作り日本一誕生//56〜59
農林ライブラリー//2〜2
人事の動き//59〜59
町から村から//68〜69
告知板//69〜69
グラフで見る農・林・漁業//76〜77
主な法・政・省令,農政日誌//78〜78
農林省提供TV「若い土」//79〜79
農林省提供TV「奥様御存知ですか」,編集後記//80〜80

1978 53
1979 54
1980 55
1981 56
1982 57 1月、農林水産省林業試験場編「林業試験場研究報告 No.317」が「農林水産省林業試験場」から刊行される。 pid/1772206
トドマツ人口林の収穫量と収益の予測システムに関する研究(真辺昭) 
森林土壌の水分動態に関する研究(第1報)(有光一登) 
竜の口試験地における森林の成立が流出に及ぼす影響(藤枝基久 阿部敏夫) 
林木の苗木の低温貯蔵試験(古川忠 及川伸夫) 
去川森林理水試験地観測報告(九州支場防災研究室) 

大雪営林書管内層雲峡地区風倒跡地の植生変化(林敬太 豊岡洪 佐藤明 石塚森吉)
1983 58 〇この年、明永久次郎が亡くなる。
1984 59 3月、農林水産省林業試験場編「林業試験場研究報告 No.328」が「農林水産省林業試験場」から刊行される。 pid/1772060
サクラ幼果菌核病の発生生態と防除に関する研究(楠木学 陳野好之 小林享夫) 
スギの着花特性およびその遺伝に関する研究(斉藤武史 河崎久男) 
トドマツ人工林の最適間伐計画に関する研究(真辺昭) 
スギ生立木の変色 腐朽(鈴木和夫 吉田成章 堂園安生) 
枝打ちに伴う材の変色の発生要因(藤森隆郎 伊沢浩一 金沢洋一) 
ヒノキ造林地におけるつる植物と被害(鈴木和次郎) 
ブナ種子の発芽に対する除草剤の影響(浅沼晟吾 林敬太 大場貞男) 
八ツ尾山ヒノキ収穫試験地(74年生)における林分の生長経過と冠雪害について(長谷川敬一)
1985 60
1986 61 3月、片桐成夫が「山陰地域研究(森林資源) 第2号」に「落葉広葉樹の萌芽に関する研究(I) 伐採後5年間の萌芽枝の成長について」を発表する。
1987 62 3月、鈴木太七、徐玉河が「名古屋大学農学部演習林報告9 p81〜 131」に「明永教授の尾鷲における毎木調査資料」を発表する。

 故明永久次郎先生(元日本大学教授)は、1932年尾鷲に10個所のヒノキ試験地を設定し、爾来2年ないし3年おきに約20年間その毎木調査をされた。これらの試験地は第二次大戦中にそのほとんどが伐採されてしまったが、そのうち二個所がかろうじて残された。明永教授はその後もこの調査を継続され、1965年以降はその仕事を筆者に托された。この調査は途中何度かの中断はあったが、前後50年以上に亘って今も継続している。この論文はその資料のすべてを載せたものである。
8月、日本特用林産振興会編集委員会編「特産情報きのこetc 9(1)(97)」が「農村文化社」から刊行される。  pid/1789000
特産時評 ネアカの炭やき産業 / 岸本定吉/17
ニュース・情報ファイル //18
特集[特産品開発はどこまで定着するか] //22
[日本菌学会第31回大会]育種技術や酵素活性に関心集まる //28
['87品評会特集(U)]悪条件に対抗、「つくる」シイタケを実証 //35
[地域資源を見直そう](4)薬効も高いギョウジャニンニク / 大沢章/39
[半導体メーカーによるエノキタケ栽培]経営の
  →多角化で日産9t目標 埼玉・石川電機 //42
わが町わが村の地域特産(20)[生産急増で曲がり角に立つ
  →トチュウ栽培]地域生産組合で活路拓く取組み 長野・箕輪町 //44
林野行政から 昭和61年度しいたけ原木
  →需給調査まとまる / 特用林産対策室/51
[フランスのきのこ事情](1)欧州一のマッシュルーム生産国 //52
[林野資源の利用状況]林地の
  →有効利用-その実例と適作物 / 林敬太
/54
各地で夏季研修会開催 //57
雑感往来 私の交茸録 / 高橋勲/58
ふる里郷土料理 E北海道編(1) / 小田島輝一/64
読者の広場 相談コーナー //65
きのこ培養の基礎知識[菌糸体の
  →発育ときのこの発生](20) / 衣川堅二郎/66
栽培パターン別きのこ経営[生シイタケ生産者訪問
  →](8)安定期にこそ取組む経営効率化 / 塚越忍/68
栽培メモ //71
市況情報 //81

12月、「日本菌学会会報 28(4) 」が「日本菌学会」から刊行される。  
焼死アカマツにおけるヒトクチタケの発生について〔英文〕 堀越 孝雄  p343〜349
Flabellospora irregularisに対する新属Trifurcospora〔英文〕 安藤 勝彦, 椿 啓介, 新井 美恵子  p469〜473
海生子嚢菌属Corollospora属(子嚢菌亜門,ハロスフェリア科)の7新種〔英文〕 中桐 昭, 土倉 亮一  p413〜436
台湾産バシジオボルス属の3種について〔英文〕 簡 秋源  p445〜452
日本産トリコミケーテス〔英文〕Robert W. Lichtwardt, 小林 義雄, 印東 弘玄 p359〜412
日本の菌学の歴史と現況〔英文〕椿 啓介 p495〜497
Bacillus subtilisによるRhizoctonia solaniの防除〔英文〕 Johannes S.M. Tschen  p483〜493
土壌中のRhizoctonia solani菌糸表面にみられる結晶様付着物〔英文〕 秋野 聖之  p351〜357
シイタケの木粉培養における冠水処理による子実体形成の誘起〔英文〕  松本 晃幸, 北本 豊  p437〜443
浅川のサクラ保存林の2種のサクラ種子から分離した糸状菌〔英文〕 渡辺 恒雄, 植松 清次, 林 敬太 p475〜481 
パラグァイとアルゼンチンのウスバギリ衰退木から分離した糸状菌〔英文〕  
  →渡辺 恒雄, Ruth N. Bareiro de Shinoda, Maria Elvezia Ramirez  p453〜468
1988 63
1989 64
1990 平成2年
1991 3
1992 4 10月、「レクリエーション (388)」が「日本レクリエーション協会」から刊行される。  
フィーリングネイチャー――秋の森をMTBで体感する / 小島智博/p1〜1
遊学フロンティア / 西田守 ; 松川忠嗣 ; 鈴木真理/p2〜4
特集・味わう――森の実りを堪能する //p6〜13
森の恵みを見つけるポイント・木の実編 / 林敬太/p7〜8
森の恵みを見つけるポイント・キノコ編 / 寺島嘉春/p9〜11
森の恵みを味わい、絶やさないために・木の実編 / 林敬太/p12〜12
森の恵みを味わい、絶やさないために・キノコ編 / 寺島嘉春/p12〜13
「あなたにも採れる秋の実り/木の実編・きのこ編」 //p7〜9
「森の恵みのおすすめメニュー」 //p10〜10
「初級・きのこ学入門」 //p11〜11
「山の専門家・森林インストラクター」 //p13〜13
「秋の自然を教えてくれる自然観察指導員」 //p13〜13
1800時間への挑戦――不況下こそ時短のチャンス //p14〜15
遊びを哲学する――「玩具と道具」 / 西村清和/p16〜17
エンジョイ・クラブライフ / 柿沢さな江/p18〜19
インフォメーション //p20〜23
世界のレクリエーションムーブメント―フランスの
  →余暇を支えるアニマトゥールたち/守能信次/p24〜25
楽校の設立をめざして―学校5日制にどう取り組むか―
  →おとうさん、街で子どもと遊ぼう / 園田碩哉/p26〜27
余暇最新情報 //p28〜29
BOOKS&MAGAZINE //p30〜30
CG記録 //p31〜31
ムーブメント・レポート――ライセンス・インフォメーション /
  →花田宗明 ; 堅木新悦 ; 重松良和/p32〜33
RECフォーラム、遊びの雑学 / 今村圭佑/p36〜36
世界のパーティー料理――バングラデシュ:黄金の大地・
  →ベンガル料理にふれる / 遠藤喜重郎/p37〜39
いろ・色・遊び――ホワイト・オークレイ「指で色を創り出す」 /
  → 遠藤喜重郎/p40〜40
1993 5 ○、この年、林敬太が「森の探偵入門 」を「全国林業改良普及協会」から刊行する。 14p 森林の本シリーズ No.1
1994 6
1995 7
1996 8
1997 9
1998 10
1999 11
2000 12
2001 13
2002 14
2003 15
2004 16
2005 17
2006 18
2007 19
2008 20 7月、望月雅彦編著「林芙美子とボルネオ島 : 南方従軍と『浮雲』をめぐって」が「ヤシの実ブックス」から刊行される。 
2009 21
2010 22
2011 23
2012 24
2013 25
2014 26
2015 27
2016 28
2017 29
2018 30
2019 31
2020 令和2
2021 3
2022 4 11月、ソコロワ山下聖美編著「 林芙美子とインドネシア = Hayashi Fumiko and Indonesia : 作品と研究 」が「鳥影社」から刊行される。
ソコロワ山下聖美 編著 鳥影社 2022.11
はじめに 林芙美子の南方従軍とインドネシア
林芙美子南方従軍行程
第一章 ボルネオ滞在と「ボルネオ ダイヤ」
第二章 ジャワ・トラワスにおけるホームステイ体験と「南の田園」
第三章 スマトラ縦断と「スマトラ─西風の島─」「荒野の虹」「郷愁」
第四章 日本軍政下インドネシアの日本語教育と
  →パレンバンの瑞穂学園
第五章 ジャカルタ滞在と文化工作
第六章 林芙美子とマレーの四行詩パントゥン

第七章 林芙美子が滞在した南方の宿
第八章 「古い風新しい風」─南方体験の行方
第九章 『うき草』─『浮雲』を予感させる作品
第十章 インドネシアからベトナム・ダラットへ─
  →『浮雲』の舞台をめぐって
付録・林芙美子インドネシア作品集
物を大切する心/赤道の下/マルタプウラア/新年所感/雨/
  →タキソンの浜/南の雨/スラバヤの蛍/
  →道路標(「マタプウラア」より)/赤い花
あとがき
初出一覧

2023 5
2024 6
2025 7 ・ 
2026 8
2027 9
2028 10
 私が小学生の頃、冬になると、村のおじさんたちがリヤカーを曳いて、山に、薪取りに出掛けた。プロパンガスがチラホラと出回る頃だったが、風呂などの焚付は、依然、冬の仕事として年中行事となっていた。山の薪がなくなると、甲府の製材所まで行き、木材の切れっ端を買った。
 我が家のリヤカーは、重心が前の方にあったので、行きは乗せてもらい帰りはリヤカーを後ろから押した。こうした訳の分からないお手伝いでも、父は絵本をお土産がわりに買ってくれた。懐かしい冬の日の思い出である。
 クヌギの木には夏になると昆虫が湧いて出るように生まれた。ハチも沢山いたが、中でもクマンバチは羽の音を聞いているだけで怖かった。クワガタは方言なのか「シンゲン」と読んだ。多分、武田信玄の兜からか、大きいのが採れると嬉しかった。
 クヌギの伐採法について、今迄は考えたこともなかったが、どうも「台場伐り」と云うようだ。この年表作成中に、「台伐り」と云う伐採法も出てきたが、どう云うものだろう。ふと疑問に思った。そして、今から、20年ほど前、私は(相模原市緑区)圏央道の脇に、樹周8・42メートル、日本で一番大きいウラジロガシの保全運動を行ったことがあった。現在は相模原市の天然記念物に指定されているが発見時は伐採される運命にあった。これも保存運動の成果か何とか伐採されずにすんだ。
 そのウラジロガシは急斜面のところにあり、高いところで樹高2メートル位のところから3本に枝分かれしていた。恐らくは台場伐りの影響だと感じている。
 今回の年譜づくりは子供の頃に過ごした懐かしい故郷を思い起こす機会となった。きっと武田博士も父の過ごしたイギリスの大地を思い起こしたに違いない。そして、林敬太さんも、どこか遠い日の故郷のことを思い浮かべていたに違いない。
 私もまた、生れ育った故郷の遠い日のことを懐かしんでいる。

父、弥重が描いた裏庭からの景観 昭和30年代の初頃

武田久吉博士(年譜)からの写真

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