(参考) 拱手についての記述

                作成 2012・5・25

  

                       撮影2011.9.4
 
  相模原市緑区大島地区 大島坂入口
 

     
 京都府与謝郡岩滝町字男山/板列八幡宮女神像    滋賀県栗太郡瀬田村/建部神社女神像    山梨県旧錦生村/美和神社大物主神像
                               国指定重要文化財 
  拱手型双体道祖神
  
 町田市相原・根岸地区  寛政9年   相模原市緑区相原華蔵院 
                      六地蔵(部分)
    
  

 パロデイ的な徳川家康です。袖から手を出して右手で笏を持っているところです。
 笏は6世紀に中国から伝来し、重要な神事や儀式に使われています。手を袖の中に入れる拱手(きょしゅ)と云われる所作はこの頃から始まったようです。
 袖に魂が宿ると云う考え方は古来からあり、その形状も時代と共に変化しています。




      参考資料
      神像彫刻の研究 岡直己 角川書店 発行 昭和46年6月 再版
      山梨県の文化財 山梨県教育委員会 発行 昭和28年7月
       〔PDF〕伊香郡西浅井町所在の塩津港遺跡出土の神像
           塩津港遺跡発掘調査 現地説明会資料
       向原六地蔵の修復とお地蔵さんの配列と持物の不思議
       武田久吉博士が見た石造物(旧大沢村双体道祖神)
       大正寺の百体地蔵様は何体?

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