川尻八幡宮の起源
 1100メートルも続く参道の不思議を考える

    
                     作成 2014・11・23
                     追加 2017・8・27
                     追加 2018・12・28 「塞ノ神塚とその周辺部から出土した朱塗土器および祭祀土器」の項

プロローグ
 川尻八幡宮「日の出観賞会」の歩み

第一部
 相模野台地の始まり
 参道は相模の台地の分水嶺上に設計されているか、なで直線なのか
 二十年間続いている「雨水の日の日の出観賞会」と「霜降の日の日の出観賞会」
 雨水ー霜降ラインを辿る
 箭幹(やがら)八幡神社と亀池八幡宮そして大山を結ぶ大三角形
 計算された川尻八幡宮の祭祀空間
 武蔵一之宮、大宮氷川神社決定の要(基準点)となるところ
 冬至と夏至について
 「小松」は「高麗の津」とも読めないか、高麗一族の足跡
 御神体山は雄龍籠山
 龍伝説と「オ穴サマ塚」の存在
 二等辺三角形の頂点と重なる塞ノ神塚とその周辺部から出土した朱色の祭祀土器
 塞ノ神塚から「冬至の日の日の出」を眺めると「一之鳥居」の延長線上から太陽が昇る。
 賽の神塚から参道と平行線を辿ると相原の「日の森塚」と重なる。
 賽の神塚から雄龍籠山の距離と「一之鳥居」までの距離が同じであること。(巨大な二等辺三角形))
 池を信仰する人々
 「八幡神社古墳(翁塚)」から出土した品々と古墳の方向性
 川尻八幡宮直南、苦久保遺跡から出土した朱書土器
 川尻八幡宮に続く「春林古墳群」
 相模八幡信仰の伝播と源義家
 鎌倉武士団はどこの道を通って帰ったか、主に甲州武士団の帰り道
 参道の脇にあった「宝篋印塔」の今昔物語   houkyointou.html
 小松城や自害(じげえ)谷戸のことなど
 2014年、川尻八幡宮参道の現状を貞享元年、村絵図と比較する。
 神社の創建は何時頃からか、「大永五年五月五日」説の根拠
 上杉家と後北条家、そして武田家の交渉史
 下川尻村、名主山本家に伝わる神訳集の現代語訳と神奈備山
 古文書の中の川尻八幡宮
 
第二部
 エジプトのピラミッド
 「死者の書」に登場する神々
 一年の長さ、そして、幾何学を考える
 エジプト暦の検証
 シリウス暦の誕生

第三部 
 倭姫(ヤマトヒメ)命の旅立ち
 伊勢神宮のハジマリ
 伊勢神宮の年中行事
 のし鰒(あわび)と特に三節祭について
 神様の食事、穀霊になることのハジマリとオワリ
 星に願いを
 伊勢神宮と太陽の運行について
 
第四部
 神に仕える人々
 祭主の秘密
 アナレンマについて
 今、私達はここに坐ます
 「日の出」の力
 「日の入り」の情
 太陽の運行を再度考える

第五部
 大いなる船出
 二十四節気の原風景
 ヤハタの神のふるさと
 暦の誕生
 元嘉暦の正月
 斉明天皇と明日香村石神遺跡の全容
 九州斉明天皇旧跡
 酒折宮と東国造の誕生

第六部
 「日の出」の観測から得たこと(結論)
 @カフラー王ピラミッドの参道の角度=出雲大社ー平城京ー鼓ヶ岳ー伊勢神宮内宮ー国崎(鎧岬)ラインと
                  =川尻八幡宮の参道の角度(霜降ー雨水ライン)が同じであること。
 A夏至を中心に年間を三分割できる。 夏至→霜降=霜降→雨水=雨水→夏至=同日数であること
 B祈年祭の日に太陽が昇る位置=神嘗祭の日に太陽が昇る位置
      
 (伊勢神宮の内宮ではこのライン上の先端地である、国崎(鎧岬)で作られる「のし鰒(あわび)」が毎年毎回奉納されていること。)
 C古代エジプト暦には三つの正月があり、その内の二つの正月の初日に、ピラミッド参道の延長上から太陽が昇ること。
 Dヒノミコたちは「ケプラーの第二法則」を知っていたこと。
 E太陽信仰を司る、エジプトの神官も日本のヒノミコたちもこの日を「絶対の日」として秘密にしたこと。


第七部
  まとめ・聖なる日(ついたち)の誕生
  時間を支配する


 主な参考資料
    NHK市民大学時と暦の科学 永田久 日本放送出版協会 発行 平成元年10月
    暦と占いの科学 永田久 新潮選書 新潮社 発行 昭和61年5月13刷 
    古代朝鮮と倭族ー神話解読と現地探査ー 鳥越憲三郎 中央公論新書 発行 1992年7月
    日本の神々 松前健 中央公論新書372 発行 昭和49年9月
    海辺の聖地 −日本人と信仰空間− 上田篤 新潮選書 新潮社 発行 1993年5月
    テラスで読む 大和朝廷の謎 武光誠 日本経済新聞社 発行 1993年12月
    別冊宝島1938号伊勢神宮のすべて (株)宝島社発行  2013年1月
    古代から来た未来人 折口信夫 中沢新一 ちくまプリマー新書082 筑摩書房 発行2008年9月初版第三刷
    お伊勢まいり 神宮司庁 発行 昭和51年8月
    神々の体系深層文化の試掘  上山春平 中公新書291 中央公論社 発行 昭和50年11月7版
    民俗民芸双書 稲の祭 酒井卯作 岩崎書店 発行 1958年7月
    稲の祭と田の神さま 酒井卯作 戎光祥出版 発行 2004年2月
    高倉と祭場 酒井卯作 日本民俗学 No93 日本民俗学会 発行1974・3
    日本の民俗  朝日新聞社 発行 昭和49年9月 
         神話と民俗の系譜 建国神話と支配者文化 大林太良 /日本人の一生 死をめぐる習俗・魂が抜け出す 牧田茂
    古代史と民俗学 谷川健一 (株)ジャパン・パブリッシャーズ 発行 昭和52年5月
    伝統と現代 総特集 中世的世界 1977年3月 隔月刊44号 伝統と現代社
         根元神としての翁 −猿楽の翁と稲荷の翁を中心に− 小松和彦
    東アジアの民俗と祭儀 熊谷治 雄山閣出版 発行 1984年4月
    稲と祭儀 新嘗の研究 第三輯 にいなめ研究会 共同出版 発行 昭和42年7月
    日本人の心情 その根底を探る 山折哲雄 日本放送出版協会 発行 昭和57年10月
    続群書類従・第一輯上 神祇部 編纂者 塙保己一 補太田籐四郎  発行 昭和34年2月 訂正3版
     巻第二 伊勢二所皇太神宮御鎮坐伝記・天照座伊勢二所皇太神御鎮座次第記・豊受皇太神宮御鎮座本記
     巻第三 倭姫命世記・造伊勢二所太神宮寶基本記・伊勢二所太神宮神名秘書
    日本書紀(二) 校注 坂本太郎・家永三郎・井上光貞・大野普 岩波書店 発行 2000年1月第7刷 
    仏教と民俗仏教民俗学入門  五来重 角川選書74 角川書店 発行 昭和53年5月4版
    沖縄のシャマニズム −民間巫女の生態と機能− 桜井徳太郎 弘文堂 昭和49年7月 初版2刷
    日本人の心情 −その根底を探る− 山折哲雄 NHKブックス424 日本放送出版協会 発行 昭和57年10月
    日本人の無常観 本田義憲 NHKブックス66 日本放送出版協会 発行 昭和44年11日 発行5刷
    日本歴史全集2 国家の誕生 坂本太郎 講談社 発行 昭和43年11月
       主に 3 古代史を飾る英雄の物語  <1>垂仁朝と伊勢神宮 アマテラスオオミカミを、いつ、なぜ伊勢に祭ったか 物語に見える朝鮮との密接な交流
    5 北の道 南の道 −日本文化と海上の道− 國分直一 第一書房 発行 19092年1月
    日本民族の生活信仰(小林謹一遺稿集) 和合恒男 瑞穂精舎 発行 昭和8年5月
    資料で見る大嘗祭  國學院大學学術資料センター編 発行 平成30年11月 
      神道と大嘗祭 岡田荘司   /大嘗祭の構造と歴史的背景 笹生衛  /資料から見る大嘗祭 塩川哲朗・木村大樹



                   川尻八幡宮
                   武蔵国一宮成立の前夜 龍籠山を基軸に、だれも知らない方位線
                   雨水と霜降の日の出観賞会 2月19日と10月23日
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