どきん、どっきん、といふ 心臓
あおむけに
はらっぱへねたら
しんぞうのこどうが
土のこどうだとおもわれてきた
どきん、どっきん、とやってくる
しづかな朝
しづかな朝
もの音を こころよく きいてゐると
ひとつの力をおぼえてくる
その力ははっきりと幼い日をよみがへらせる
夜
夜はものの力がしづまってくる
やすむためにねむるために
体をのびのびとさせる
玉
てのひらへ
ひとつの玉をもち
胸のあたりへかざってゐれば
この秋のあかるさに耐えかねて
くだけちるだろう
桐
桐の木は
あらまし葉を落としてしまった。
夕日をうけてひかりながら
あたりを静かにみせてゐる |

川尻小学校の詩碑
秋のかなしみ
わがこころ
そこの そこより
わらいたき
あきの かなしみ
あきくれば
かなしみの
みなも おかしく
かくも なやまし
みみと めと
はなと くち
いちめんに
くすぐる あきのかなしみ
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