聖観音菩薩立像 非公開
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観世音菩薩は三十三に化身して、人それぞれに応じて姿を変え済度されると云われています。聖観音は阿弥陀如来の脇士として勢至菩薩と一対をなし一般的に聖観音と呼ばれています。宝冠の正面には阿弥陀の化生した化仏(けぶつ)をいただいています。
普門寺の観音像は宝髷を結っています。
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絹本著色釈迦涅槃図 非公開
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釈迦涅槃図の猫
お釈迦様がなくなられたのは、今から2500年ほど前の旧暦は2月15日、その夜は満月に輝やいでいました。場所は沙羅の木が生い茂る静かなインド・クシナガラ、熙連河(きれんが)のほとりでした。お釈迦様は多くの弟子や信者、それにたくさんの動物や昆虫たちに見守られながらこの世を去りました。お釈迦様がなくなった、この日を涅槃会(ねはんえ)と呼び各地のお寺ではお釈迦様のご法要を行なっています。この日、お寺では大きな涅槃図を掲げます。
普門寺の涅槃図はちょっと変わ
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っていて 猫が描かれています。 こんな言い伝えがあります。猫もお釈迦様の死を悲しんで集まりました。天上にいるお母様の摩耶夫人も悲しみ助かるよう天上から薬袋を投げました。ところが木にひっかかり取れなくなってしまったのです。それを見ていたネズミはとっさに木によじ登りその薬袋を取ろうとしましたが、猫に気づかれネズミは食べられてしまいました。以来、このようなことがあってか、十二支に猫が登場しなくなったとか、それで猫はいつまでもネズミを追いかけるようになったとか云われています。普門寺の猫は下の左側に小さく、そして遠慮がちに描かれています。
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