(1/3より)建物は老朽化したから壊すのではなく、将来のために耐震工事を追加し保存すべきです。また、鈴木重光氏の資料は目録が完成した段階で、分散収容するのではなく一ヶ所で保存すべきです。かつて柳田國男が中心となり旧内郷村に於いて行われた、日本で最初のフィールドワークは今も日本民俗学の金字塔です。
その日本最初のフィールドワークを案内したのは、地元鈴木重光・長谷川一郎であり、その存在は後世に向け語り継ぎ、顕彰して行くべき存在です。
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 県蚕業指導所(昭和30年代)
「津久井郡文化財 養蚕と炭焼 産業編 1988」より |
◎所蔵目録は継続して作成する
これまでも、平成8年4月に「展示資料案内」として目録が公表されました。この時は未だ十分な目録ではなかったため、現在も継続して目録づくりが行われています。そして将来は収蔵物の全てが検索が可能となり、利用の範囲が広がるものと期待されている。
◎官民一体の(仮称)再開準備会を発足させる。
今までは、市民が直接的に郷土資料館の運用に参加することはなく、個々に利用されていたように思われます。館内での活動を官民が協力し合い、例えば相模原地域全体のエコミュージアム構想構築のための施設と、云った長期的な目標を持ちながら協働の力によって、達成させることは、やがては地域を活性化させ、施設の利用効率の向上にも繋がると確信しています。
◎建造物を相模原市有形登録文化財(建造物)に指定する。
◎郷土資料館の運営日 金・土・日 8:45〜16:45分とする。
津久井郡が相模原市に合併以降は、火曜日〜日曜日を、利用日としていましたが、
再開後は、当面金曜日〜日曜日の週三日間とし、経費の削減を図る。
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